頼りになるからこそ依存の危険もある占いとの上手な付き合いかた

1人では対処しきらない困難が立ちはだかった時、道を示してくれるのが占いです。悩んでいる時に行動すべきことを教えてもらえたり、未来に明るい希望を持つことができる手段として活用できます。

ですが、頼りになるからこそ気をつけておかなければ依存気味になってしまうため、占いは適切な距離を保って利用する必要があるのです。

自己肯定感が低いタイプは要注意

何をするのにも不安が付き纏い、「どうせ自分なんか」と自身の価値を低く見ているタイプは、占いに傾倒しやすい傾向にあります。そもそも占いに頼る行為自体、何かしらの心配ごとがあってのことであり、自身の無力さを感じた上での相談になることが多いでしょう。そこで占い師に的確なアドバイスをもらい、取るべき行動を教えてもらうことで安心感が得られます。この安心感こそ、ネガティブな人が中毒になりやすいポイントなのです。

下手をすると何をするにも占い基準になり、自身で考えて行動を起こせなくなりますので気をつけなければなりません。小さなことでかまいませんので、自分で成すべきことを選択し、自身で決めて動く練習をしていきましょう。

占い師に相談する頻度を決めておく

占い好きの人が、スッパリと占いから離れるのは困難です。ですが、依存を予防するためにも占いを頼る頻度は少なくしておかなければなりません。

たとえば、1ヶ月に占いに使う費用を決めておく、月に何回まで相談していいと設定しておく、どうしても不安な場合には家族や友人など身近な人に話しをするなど、悩んだら即占い師という行為を自制する意識が大切です。

いつでも利用しやすいことが逆にネックになりますから、電話占いやメール占いサイトに関しては退会しておくといいでしょう。最初は不安でしょうが、耐える勇気さえ持っていればそのうち占いから遠い生活に慣れてきます。

占い以外にハマれることを探す

占いに依存傾向の人は無趣味である傾向にあります。興味のあることを見つけてそちらに時間とお金を利用するようになれば、自然と占いと距離を置けるようになるものです。

二次元にハマるのもいいでしょうし、美味しいものの食べ歩きに凝ってもかまいません。エステやダイエットで綺麗になることに力を入れると自信もつきます。もちろん、こうした趣味にも依存しないように気をつけなければなりませんが、楽しいことに力を注いでいるとストレスの解消になり、不安に苛まれて占いに頼るといった悪循環を生じにくくなるのがメリットです。

気軽に楽しむ姿勢が一番

当たるも八卦当たらぬも八卦、依存傾向にある人は占いは正しいものと信じ込みやすいものですが、冷静になれば外れることだって多いことに気づけます。占いは娯楽の1つとして捉え、気軽に楽しむくらいが適切なのです。

結果は軽く受け止め、人生を左右する重要なものではないと理解することが必要になります。

占いを信じる事から始めよう

占いは的中率が100%というモノではありません。
的中率が高いと評判の占い師でさえ、当たらない事は珍しくない世界です。
しかし占ってもらう側が占いを信じていない、本当に当たるのと半信半疑な状態ではますます的中率が下がってしまいます。

占いとは占い師の信頼関係がなければ成立しません。
占い師相手に心を開いて、自分の悩みを打ち明ける事で、より精度の高い占いを行えるようになると言えるでしょう。

これが占い師の言葉のあら探しのような事ばかりしていたら、アドバイスだって心に響きませんよね。
そもそも考えてみて下さい。
占いとは人に強制されて無理やり鑑定を受けるものではありません。
占いには興味がないという人であれば、占いに一切関わらずに生きる事は可能です。

自分で占いの鑑定を受けると決めて、お金を払って鑑定してもらっているのに、本当に当たるのかと半信半疑な態度をとる事が1番占い師に失礼な態度だと言えるのではないでしょうか?
占いの鑑定を受けると決めたら、占い師の言葉を信じる、占いが当たると信じる事でしか占いを受ける意味がないという事を覚えておいて下さい。

また占いの種類はたくさんあります。
自分が信じられるような占いの種類を、そして自分がこの人の言葉なら信用出来るという占い師を探す事も大切です。
占いの的中率を上げるポイントは、占いを信じる事だと言えるでしょう。

占い主体ではなく占いはサポート

人生において何度かその人の人生を決める大きな決断をしないといけない時があります。
例えば進学先はどうするか、就職先はどうするか、結婚はどうするか、転職はどうするかなど、どの選択を選べばいいのか迷い過ぎて分からないという事もあるでしょう。

そんな時に自分が進むべき道が知りたくて、占い鑑定を利用する人もいるかもしれません。
そして占いでは、あなたは○○なタイプな人だから、こういう事が向いている人という占いの結果が出るかもしれません。
その占いの結果に背中を押されて、頑張ろうと前向きな気持ちになる事が出来た場合は、それは占いの本来の役割だと言えます。

ですが占いはあくまでも占いであって、絶対に当たるという保証はどこにもありません。
そんなあやふやな存在に自分の人生を委ねてもいいのでしょうか?
例えば今付き合っている相手と結婚してもいいのかどうか迷っていたとします。

でもその男性は家庭的な人ではないからその相手と結婚はしない方がいいと言われプロポーズを断ったとしましょう。
そしてその後、なかなかいい出会いがなく、30歳を過ぎても結婚が出来ない。
そんな状態になった時に、あなたはあの時結婚しておけば良かったと後悔しませんか?

それは占いで言われたからと安易に選んでしまったためです。
自分の人生ですから、占いの結果がどうあれ、最終的に決断をするのは自分自身です。
占いを主体に人生を決めるのではなく、占いはあくまでもサポート的な役割で利用するようにして下さい。